ときおり、ひょっこり、顔を出す

音楽•競馬•日本酒好きアラフォー男。日々思いつくまま、勝手気ままな頻度で更新しています。読んで「くだらない」「ほっとした」と思ってくれたら幸いです。

ありがとう、国分寺ナイン

昨日、母校の野球部が、西東京大会の準々決勝を戦った。
相手は国士舘
聞けば、最速140㎞越えの投手が3人いると言う。一方母校のエースは130㎞に満たないという。
実は自分の代以来のベスト8らしい。私は応援に行きたくて仕方がなかったのだが、部活の合宿があるため願いは叶わなかったのだ。
15年後、再びのチャンス。
神宮球場に足を運んだ。

初回、国士舘の攻撃。
まさかの先頭打者ホームラン。
唖然とする。
これはコールド決着か。
そんな不安が脳裏をよぎった自分を良い意味で裏切ってくれた母校のナイン。
毎回出塁を許すものの、最低失点ないし、ゼロに抑える佐藤投手。
酷暑の中で、ノースリーのカウントになっても粘る強く四球を出さない。
守備を見ている時のほうが手に汗握る野球はこれまであっただろうか。
都立高に比べて国士舘の選手は一回りも二回りも身体が大きい。
それなのに、9回まで僅差で戦い抜いたナインには胸を張って欲しかった。
一塁側の観客はみなスタンディングオベーション
初めは応援で集まっていた現役生の前で選手に礼をさせようとしていた監督が、一塁側の観客が一斉に拍手をし出した光景を見て、選手に伝え、範囲を広げて礼をした。
横で見ていた友は前回のベスト8の時の野球部に属していた。彼は言った。
「俺の時とは内容が全然違う」。

今日の仕事は、締切近いもので、かなり追い込まれていた。
日曜、家で過ごせばもう少し楽になっていたかもしれない。
でも、それほどに仕事は人生において大切なものなのか。
私にとっては、昨日の神宮球場での試合を観たことの方に価値を置く。
国分寺ナインの戦いは記憶に刻まれ、今日は締め切りに追い込まれながらも、なんとかやり切った。スタンディングオベーションはないが、家には麦焼酎がある。
昨日我慢した分、今日は飲んで、床につく。
ありがとう、国分寺ナイン。
よく頑張った、今日の俺。