ときおり、ひょっこり、顔を出す

音楽•競馬•日本酒好きアラフォー男。日々思いつくまま、勝手気ままな頻度で更新しています。読んで「くだらない」「ほっとした」と思ってくれたら幸いです。

熱海の看板

8月も半ばに差し掛かってきた。
自転車を漕いでると、ふわっと犬猫の糞尿の匂いが薫ってくる。
オリンピックが終わり、なんだか寂しい。
そんな夏。

さて、先日の旅の話。

行先は熱海。
伊豆には何度も行っているのに、
ただ通り過ぎていた街。
※秘宝館を除く。「珍説・浦島太郎」というVTRは今思い出してもひどい。

海にも入らず、サンビーチまでの街並みを散策。

すると、お店の“気になる”看板がいっぱい。
VOW好きの自分としては、わき見しっぱなしだった。
少しばかり紹介。

駅前の商店街を抜けて、少し海方面へ歩くと有った居酒屋さん。

結構練り歩きましたが、一番安い店はどこか全くわからず。

大江戸温泉・熱海の前。喫茶店インパクト大な看板。

裏も。


入ってみると看板とは大違いで店内は落ち着いていた。

このお店の名前の通り、
プリンを推しているようでした。食べ応えあり。
ブレンドコーヒーも少しフルーティーな香りがして
美味しかった。
どちらも350円。良心的だった。

ここから坂を海の方へ下っていく。
今となっては、この名前のままでいいのか、って感じの喫茶店

絵はとてもかわいらしい。
熱海は喫茶店が多かった。

写真があるのはこのくらい。
だが、その他にも、
“ラーメン・餃子のあと5分”
という看板を発見。

1階は確かにラーメン屋のようだが、
その脇に階段があり、
どうやら2階はフィリピンパブらしい。
つまり、建物の入り口は二か所。
左はラーメン屋、右がフィリピンパブという構図。

看板があるのはフィリピンパブの入口側。

ということは、
腹ごしらえしてからおいでって事かしら?

なんて考えていたら、見事に裏切られる。

「あと5分」はラーメン屋さんの店名だった。
確かに間違ってはない。けど、わかりずらいよ、店主殿。

“気になる”看板の紹介はこんなところ。

その後、ネーミングからして気になっていた
“熱海銀座”という商店街を歩く。

そういえば、この通りにも
「茶オ」っていう喫茶店があった。大胆な当て字。

熱海銀座には目的があった。
泊まったペンションのお兄さんが地元が熱海、とのことで、
知る人ぞ知るおすすめの店を紹介してもらったのだ。
メイン通りを少し曲がったところに、そこはあった。

茶店「ボンネット」。
映画館の看板のすぐ先にある。

名物はハンバーガー。
戦後、まだハンバーガーが出回ってない頃に始めたらしい。

500円。珈琲とセットで700円。
初めて食べたのに、なんだか懐かしい味。
小ぶりなハンバーガーを一口一口噛み締める。
その後、口からこぼれるのは、心からの「おいしいね」。
本当においしくて、沁みた。
店の雰囲気も味の一つ。

ここを目的に熱海に来よう、と思うくらい、
とても素敵な店だった。

ボンネットの歴史
http://www.ataminews.gr.jp/column/00.html
ボンネット・ハンバーガーのレポート
http://blogs.dion.ne.jp/nakoi_h9/archives/3100357.html

熱海といえば
温泉でも海でもなく、
「喫茶店ハンバーガー」
だと自分には刻まれたのでした。