ときおり、ひょっこり、顔を出す

音楽•競馬•日本酒好きアラフォー男。日々思いつくまま、勝手気ままな頻度で更新しています。読んで「くだらない」「ほっとした」と思ってくれたら幸いです。

宴のことと、街歩きのこと

久方ぶりの更新。
タイトル通りの更新頻度となってしまった。
先日、三か月ぶりにそこしれ公園のライブがあったので、メモを。

5/19(日)@代々木labo
「Life is carnival 〜the 4th day〜」
1.そればかり
2.西荻窪
3.鐘は鳴らない
4.大人って
5.6月のアレ

日頃お世話になっている代々木laboのブッカー、
太一さんによる六日間連続イベント「Life is carnival」に呼んで頂き、
四日目のトップバッターで出演だった。

身体を精一杯使って唄い、演奏し、飾らずに喋る。
自分達にできることはこれしかない、と腹を括ってステージに立った。

ステージに立つまでは緊張感に呑まれないか不安が大きかったけど、
蓋を開けて見たら、イベント名の通り、宴のような一日だった。
そして、ライブは色々な事柄、特に自分自身と向き合う、特別な時間だと改めて実感した。

早い時間から集まって聴いてくれた方々、共演者の皆さん、laboスタッフの皆さん、
そして呼んでくれた太一さん、どうもありがとうございました。


(写真はみゆきさんが撮ってくれました、ありがとう!)

次回のライブは6/8(土)日野soulKにて。
詳細は後日お知らせします。
引き続き、ライブもレコーディングも頑張らねば。
日々をしっかり生きていれば、楽しい宴もたまにはやってくる。

‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥

たまには、ライブ以外のことを綴ることにする。
最近のオフの過ごし方についてを。

比較的近場なのに関わらず行ったことがない、
気になっている街へ出かける、ということをこの頃している。
言ってみれば、流行っている散歩番組の真似事だ。
旅行のように遠くへ出かけるお金がないから、
近場で済ませちゃえ!という自分なりの策である。

目的地だけ決めて、電車やバスを使いふらっと向かう。
降りたら、何の気なしに周辺を散策する。足を使う。
疲れたら喫茶店に入って何か飲みながら、店内の人物を観察し、
街の醸し出す雰囲気の所以を推測したりする。
頃合が良ければ、飲み屋に入ることもしばしば。

いわゆる観光地ではない街を狙っているので、
地元の人ばかりいる所をきょろきょろしていると、変な奴に思われてしまわないか、という一抹の不安もある。
よって、自宅から小一時間くらいの街なのに、妙に緊張することもある。

街歩きしてみての発見だが、
同じ東京都内でも、西と東では全然雰囲気が違う。
さらには、電車の路線ごとでも違うので面白い。
それぞれに地域性があるから当然といえば当然なのだけど、
近場なのにまだまだ知らない地域が沢山あると気付くと、色々な街に行ってみたくなった。
まだ始めたばかりのことだから、これから少しずつブログに記録していきたいな、と思う、

その最初として、この前行った街のことを。

京成線の立石駅周辺の飲み屋街は、
ディープな雰囲気を醸し出すとともに人情味溢れる街並みだった。

鶏のから揚げが売りの飲み屋に入り、周りに倣い注文した。
半羽分の鶏を丸々揚げて出してくれる、という。
一つずつ注文が入った順に鶏を揚げているので、唐揚げが出てくるまで結構待つ。
その間に、お銚子を一本、二本…と開けていく。
ほろ酔いになった頃、ようやく唐揚げが出てくる。
大きくて旨そうな唐揚げを前に垂涎。
早速かぶり付こうとする俺に、隣のお客さんからふと声がかかる。

「そんな所から食べたんじゃ固くなって食えなくなるぞ。店のおばちゃんに鶏をほぐしてもらえ。」

その言葉に「?」が浮かぶ頭の中。
しかし、長いものには巻かれろ精神に従い、
パンチの利いたパンチパーマの店のおばちゃんに頼んでやってもらうことにした。

ちなみに忙しいと断られるが、何度かお願いすると嫌そうにやってくれる。
とはいえ、応じてくれれば、鶏のほぐし方やどこの部位から食べれば良いか指南してくれる。
どうやら、揚げたてじゃないと食べられない部位があるらしく、残さないように食べるための知恵のようだ。
再びちなみに、ではあるが、鶏のから揚げをきれいに食べないと店のおばちゃんに怒られるので要注意。

おばちゃんのプレッシャーの中、必死で唐揚げにかぶりつき、きれいに完食。
残った骨を見た隣のお客さんに「それだけ食べれば合格だ!」と言われ、何故か嬉しい気持ちに。
長いものには巻かれろ精神は、しっかり俺の中に息づいているようだ。

そんな不思議な達成感に一瞬包まれたが、すぐに口の中の違和感に気を取られた。
舌で箇所を探り確かめる。

あ!

おばちゃんに怒られないようにと、
必死で唐揚げにかぶりついた代償に、奥歯の一部を失ったのであった。
「どんなところでも無理は禁物」と唐揚げは教訓を残した。

と思っていたのだが、後日歯医者に行くと、
隣に変な角度で生えている親不知のせいで、欠けた奥歯は虫歯になっていた、とのことだった。
唐揚げは厳しさによる教訓を残したのではなく、
なかなか医者にかかろうとしない俺を心配してくれたのだった。
勘違いしてごめんよ、唐揚げ。

そんなこんなで、今日、虫歯治療の一環で、親不知の抜歯をします。
痛みにこらえ、頑張るよ唐揚げ。ありがとう、唐揚げ。

ということで、おすすめの街があったら、教えてください。

では、また、ひょっこり。